【四字熟語】
黄金分割
【読み方】
おうごんぶんかつ
【意味】
小部分と大部分の比が、大部分と全体の比に等しくなるように分割すること。
良く調和し落ち着いた感じを与えるといわれる縦横の寸法のこと。
線分を黄金比に分けること。外中比分割や中外比分割、1.618対1。
【語源・由来】
黄金比と呼ばれるものがあります。それが小と大の比率が1対1.618。
大ざっぱにいえば5:8。正確には1:1.61803…と続く割り切れない数字です。
紀元前3世紀ごろにエジプトの数学者が書いた「ユークリッド原論」、19世紀のヨーロッパの数学書では既に黄金比といわれていました。
この黄金比を意識した図形や絵画、建物はバランスが整って美しく見えるといわれ、写真の構図を決める時に使うこともあります。
レオナルド・ダ・ヴィンチもその比率を意識して描かれ、ギリシャのパルテノン神殿やエジプトのピラミッドも縦と横が黄金比であるとも言われています。
身近なところではマンガの単行本や名刺の縦と横の比が黄金比に近い形となっています。
【典拠・出典】
-
【英語訳】
golden section
golden cut
golden mean
golden ratio
golden proportion
study on golden section proportion
黄金分割(おうごんぶんかつ)の使い方
黄金比って知っている?
うん、聞いたことあるよ。
あのレオナルド・ダ・ヴィンチもその比率を意識して絵を描いていたと聞いたことあるよ。
あのレオナルド・ダ・ヴィンチもその比率を意識して絵を描いていたと聞いたことあるよ。
自然の中でもその黄金分割されている植物や生き物などは多く、一般的にバランスが整って美しく見えるらしいね。
それにしてもそんなに古い時代から美しく見える技術が発見されていたなんて、すごいね!
黄金分割(おうごんぶんかつ)の例文
- あの図形は非常に整って美しく見えますが、これは黄金分割比率で構成されているためで、古くから認められている比率です。
- 自然界に存在する植物の葉脈や巻き貝の断面図などは黄金比として、黄金分割された例として度々挙げられます。
- 海外などで古くから認められる名画や大企業の有名なロゴには黄金分割を取り入れて、バランスが良いデザイン製作されたものが多いと言われている。
まとめ
黄金分割(おうごんぶんかつ)の意味は「小部分と大部分の比が、大部分と全体の比に等しくなるように分割すること」です。
黄金比と呼ばれる大と小の比率が1.618対1の図形や絵画、建物のバランスが整って美しいと言われています。
身近なところではマンガの単行本や名刺の縦と横の比が黄金比に近い形となっています。