王政復古の意味(語源由来・英語訳)
【四字熟語】
王政復古
【読み方】
おうせいふっこ
【意味】
王政(君主政治)から武家政治・共和制に移った後、クーデターや内戦などによって再び王政(君主政治)に戻ること。
一度王様がいなくなっても、何か大変なことが起きたら、また王様が戻ってくるんやな。
これは、「変わったことがまた戻る可能性もある」ってことを教えてくれる言葉やで。
【語源・由来】
「王政」とは、王や天皇、帝王・国王が行う政治のことで、「復古」とは、元の体制に戻すことです。
日本では、慶応3年12月9日(1868年1月3日)、江戸幕府を廃絶し、倒幕派が明治天皇の名により王政復古の大号令を出し政権が朝廷に戻り、同時に摂政・関白等の廃止と三職の設置による新政府の樹立を宣言した政変のことをいいます。
ヨーロッパでは、イギリスのピューリタン革命、あるいはフランス革命による共和制ののちに、もとの王朝政治に戻ったことなどをいいます。
【典拠・出典】
-
【英語訳】
restoration
the Restoration of Imperial Rule
王政復古(おうせいふっこ)の解説
「王政復古」っていうのは、王様や皇帝が治めていた時代から、武士や人々が治める時代に変わったあとで、再び王様や皇帝が政治のトップに戻ることを言うんだ。
たとえば、日本でいうと、長い間、侍たちが日本を治めていた時代があったけど、その後、明治時代になって、皇帝が再び日本を治めるようになったことが「王政復古」だね。
それと同じように、ヨーロッパでも、民主主義が始まったあとに、再び王族が政治を取り戻すことも「王政復古」と言うんだよ。例えば、イギリスのピューリタン革命やフランス革命の後に、再び王様が政治を取り戻したことがあるんだ。
でも、この「王政復古」っていうのは、たいてい何か大きな出来事、例えばクーデターや内戦などがあった後に起こるんだよ。だから、「王政復古」って言葉を聞いたら、歴史の中で何か大きな変化があったことを思い浮かべてみてね。
王政復古(おうせいふっこ)の使い方
王政復古(おうせいふっこ)の例文
- 明治維新のときの王政復古は海外からの外圧による影響は大きかった。
- 倒幕運動により王政復古の大号令が出され、新しい日本がつくり上げられた。
- 日本以外にも王政復古する例は多く、内戦で多くの命が失われる例も少ないくない。