【四字熟語】
盧生之夢
【読み方】
ろせいのゆめ
【意味】
人の世の栄華のはかないことのたとえ。
【語源・由来】
唐の盧生という立身出世を望んでいた若者が邯鄲の町で道士の呂翁から枕を借りて寝たところ、栄華に満ちた一生の夢を見、目覚めてみると宿屋の主人が黄梁をひと炊きするごく短い時間であったという故事から。
【典拠・出典】
『枕中記』
【類義語】
・邯鄲之枕(かんたんのまくら)
・一炊之夢(いっすいのゆめ)
・黄粱之夢(こうりょうのゆめ)
・南柯之夢(なんかのゆめ)
・邯鄲之夢(かんたんのゆめ)
・栄華之夢(えいがのゆめ)
盧生之夢(ろせいのゆめ)の使い方
バブルがはじけたとき、人生は盧生之夢だと感じた人はどれだけいたんだろうね。
バブル崩壊前後から、自殺者数が二万人から三万人に増加し、高止まりしているといわれているわよね。
そんなに増えたの?
私たち若い世代が、経済発展よりも、自分を追い込んでしまわなくて済むような、そんな世の中にしていきたいわよね。
盧生之夢(ろせいのゆめ)の例文
- 栄華を極めた彼が路上生活をしているなんて、盧生之夢だね。
- 人生は盧生之夢にすぎないということを理解していないといけない。
- 順調に業績を伸ばしていたのに、盧生之夢だった。
- この世の富のすべてを手に入れたつもりだったけれども、盧生之夢というように、儚いものでした。
- 盧生之夢というように、彼の天下は永遠には続かない。