著書『マンガでわかる 漢字熟語の使い分け図鑑』『マンガでわかる すごい!ことわざ図鑑〈試験に出る〉』を講談社より出版

功徳兼隆【こうとくけんりゅう】の意味と使い方や例文(語源由来・出典)

【四字熟語】
功徳兼隆

「功徳」を「くどく」と読み誤らない。

【読み方】
こうとくけんりゅう

【意味】
成し遂げた事績と備わっている人徳とがきわめて盛んなこと。

【語源・由来】
「功徳」は功績と人徳。「兼隆」は盛んな様子。中国の唐の皇帝の太宋を褒め称えた言葉から。

【典拠・出典】
新唐書』「太宋紀」

功徳兼隆(こうとくけんりゅう)の使い方

健太
今の校長先生は、功徳兼隆だよね。
ともこ
そうね。生徒の立場に立った教育改革を進めて、成績向上、全国トップクラスという実績を残し、生徒全員に愛されているからね。
健太
良い校長先生の代に在校できて幸せだね。
ともこ
本当にそうよね。

功徳兼隆(こうとくけんりゅう)の例文

  1. 私たちの社長は、女優と交際したり、月への旅行の予定を発表したり、社会貢献に力を入れたり、功徳兼隆です。
  2. 儲かったお金は社会に還元しようという彼は、才気にあふれ、功徳兼隆の社長だと思います。
  3. 彼は、いろんな男優賞を総なめにしながらも、それをひけらかすことのない功徳兼隆の俳優です。
  4. 健太くんは、事業で成功してからも威張ることもなく、功徳兼隆な男性です。
  5. 今をときめく会社の社長で多忙の身なのに、自家用ジェット機で被災地に支援物資を運んだ彼は、功徳兼隆です。
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北澤篤史サイト運営者
1984年(昭和59年)、大阪府生まれ。言葉への関心が高じ、「ことわざ」「漢字」「四字熟語」をテーマに複数のウェブサイトを立ち上げる。これらのサイトは、小中学校の教材として利用されるほか、単語カードやタイピングゲームなど多様な形で活用されている。元消防士で、現在は防災士として防災普及にも取り組む。ことわざ学会研究フォーラムでは、「備えあれば憂いなし:ことわざを通して意識づける災害時の命を守る知恵」「WEB上でのことわざ探求:人々が何を知りたいのか」などをテーマに研究報告を行う。著書に『マンガでわかる 漢字熟語の使い分け図鑑』(講談社)、『マンガでわかる すごい!ことわざ図鑑〈試験に出る〉』(講談社)がある。

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