【四字熟語】
載舟覆舟
【読み方】
さいしゅうふくしゅう
「舟を載せ舟を覆す」とも読む。
【意味】
君主は人民によって支えられ、また、人民によって滅ぼされるということ。君主は人民を愛し、政治に安んじさせることが必要であるということをいう。転じて、人は味方になることもあれば、敵になることもあるということ。
【語源・由来】
水は舟を浮かべるものであるが、同時に舟を転覆させもする意。君主を舟、民衆を水にたとえたもの。
【典拠・出典】
『荀子』王制
載舟覆舟（さいしゅうふくしゅう）の使い方
載舟覆舟というのに、政治家は民衆の恐ろしさを分かっていないよね。
一般民衆をないがしろにしているわよね。
大企業のご機嫌ばかり取っていたら、いずれ政権が転覆することとなって後悔することになるだろう。
私たちの手で転覆させてしまいましょう。
載舟覆舟（さいしゅうふくしゅう）の例文
- ともこちゃんが味方でよかった、載舟覆舟というようにいつか敵に回ったら最強の敵になるだろう。
- あれほど愛しあった夫婦が離婚裁判で罵り合っている、載舟覆舟だなあ。
- 弱者を切り捨てる政治を行ったため、民意を得ることができず載舟覆舟というように、その政権は終焉の時を迎えました。
- 載舟覆舟、友達は敵にも味方にもなるのだから自分だけを信じて生きていくべきです。
- 健太くんに裏切られた、載舟覆舟というけれどもまさか味方の健太くんが敵になるとは。
