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一木難支【いちぼくなんし】の意味と使い方や例文(語源由来・出典・類義語・英語訳)

【四字熟語】
一木難支

【読み方】
いちぼくなんし

【意味】
ひとたび崩壊しかかると、一人の力ではどうすることもできないということ。

【語源・由来】
大きな建物が崩れるときは、もはや一本の柱では支えられない、という意味です。

【典拠・出典】
文中子』事君

【類義語】
・独木難支(どくぼくなんし)

【英語訳】
one is helpless alone


一木難支(いちぼくなんし)の使い方

ともこ
今度の文化祭はお化け屋敷と飲食店の提案があったけど、どのようになったの?
健太
僕はお化け屋敷を提案してみんなに説明したんだけど、
ほぼ全員の女子が飲食店が良いと言いだして、多くの男子もその方向性になっているんだ。
ともこ
飲食店は他のクラスでも人気があるよね!
今の状況をなかなかひっくり返すのは難しいんじゃない?
健太
そうだね、まさに一木難支の状況だね。

一木難支(いちぼくなんし)の例文

  1. 国政が混乱してしまっては隣国がどう口を出そうとも、支援してくれようとも、一木難支という他はないでしょう。
  2. 地震で建物が崩れたことでパニックになり、逃げ惑う人々を落ち着かせ誘導しようとしたが、一木難支とはこのようなもので私の力ではどうすることも出来なかった。
  3. 党の方針が定まったことで、党全体の流れが今回の提案に反対の方向となったため、私の立場は一木難支の状況とならざるを得なかった。

まとめ

「一木、大廈たいかの崩くずるるを支ささうる能あたわず」が常用句で「一木(いちぼく)支(ささ)え難(がた)し」と訓読します。
個人としては、どんなにすぐれた能力をもつ人であっても、直面する時代の趨勢や難局に個人ではどうしても対応しきれないことをいいます。
良く使う例としましては、国はもちろんのこと、会社や組織などでも、個人の力では局面をいかんともしがたい場面があって、どうすることもできない状況などにも使います。


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