著書『マンガでわかる 漢字熟語の使い分け図鑑』を講談社より出版

作文三上【さくぶんさんじょう】の意味と使い方や例文(語源由来・出典・類義語)

【四字熟語】
作文三上

【読み方】
さくぶんさんじょう

日本漢字能力検定
5級

【意味】
文章を作る工夫をするのに、適した三つの場所。「馬上」馬に乗っているとき、「枕上」寝床に入っているとき、「厠上」便所にいるときをいう。

【典拠・出典】
『帰田録』

【類義語】
・三多三上(さんたさんじょう)

作文三上(さくぶんさんじょう)の使い方

健太
うわあ。どうしよう。夏休みの宿題である作文が終わらないよ。
ともこ
作文三上というじゃないの。馬は無理だから自転車に乗ってみるとか場所を変えて気分を変えてみてはどうかしら?
健太
なるほど。自転車に乗って町内一周してくるよ。
ともこ
いってらっしゃい。戻ってくるころにはきっと作文の構想が頭の中にできあがっていると思うわ。

作文三上(さくぶんさんじょう)の例文

  1. 僕は煮詰まったら、作文三上というようにトイレにこもることにしているが、家族は迷惑そうです。
  2. 作文三上というように眠りに落ちる瞬間にアイディアが思い浮かんだりするんだよね。
  3. 馬に乗っていると無心になって、作文三上というように小説の続きがすらすらと考えつくんだよ。
  4. 作文三上というから布団に入ってみたら、気が付いたら寝入っていて翌朝でした。
  5. 筆が進まないとき、作文三上だよとアドバイスされたおかげで何とか締め切りに間に合いました。
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北澤篤史サイト運営者
1984年、大阪府生まれ。 著書 『マンガでわかる 漢字熟語の使い分け図鑑』(講談社、2024) ことわざ学会所属。ことわざ研究発表『WEB上でのことわざ探求:人々が何を知りたいのか』(ことわざ学会フォーラム、2023)

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