著書『マンガでわかる 漢字熟語の使い分け図鑑』を講談社より出版

三百代言【さんびゃくだいげん】の意味と使い方や例文(語源由来)

【四字熟語】
三百代言

【読み方】
さんびゃくだいげん

日本漢字能力検定
5級

【意味】
詭弁を弄すること。また、その人。無責任な弁護士をののしっていう言葉。

【語源・由来】
「三百」は銭三百文のことで価値が低いという意味。「代言」は弁護士のこと。明治初期のころに弁護士の資格もないのに、他人の訴訟や裁判などを取り扱ったものを代言・代言人といった。

【典拠・出典】

三百代言(さんびゃくだいげん)の使い方

健太
ああ悔しい。
ともこ
健太くん、どうしたの?
健太
三百代言なあいつと口げんかしたんだけど、また言い返すことができなかったんだ。
ともこ
彼に勝つには、もっと本を読んで語彙力をつけないとね。

三百代言(さんびゃくだいげん)の例文

  1. 自分の主張は正しいと押し付けてくる健太君は三百代言で、話をしていて疲れます。
  2. 今日もニュースで政治家が三百代言を並べ立てている。
  3. ともこちゃんは重箱のすみをつつくように、三百代言を並べるから口げんかでかなわない。
  4. 三段論法で三百代言を並べる彼女と話をしていると、正しいことってどういうことだかわからなくなります。
  5. 三百代言な健太くんを言い負かせるためには、冷静さと判断力が必要です。
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北澤篤史サイト運営者
1984年、大阪府生まれ。 著書 『マンガでわかる 漢字熟語の使い分け図鑑』(講談社、2024) ことわざ学会所属。ことわざ研究発表『WEB上でのことわざ探求:人々が何を知りたいのか』(ことわざ学会フォーラム、2023)

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