異曲同工の意味(語源由来・出典・類義語・英語訳)
【四字熟語】
異曲同工
「同工異曲(どうこういきょく)」ともいう。
「工」を「巧」と書き誤らないように注意しましょう。
【読み方】
いきょくどうこう
【意味】
詩文や音楽などで、表現や趣は異なっていても、巧みさや出来栄えには共通するところがあること。また、見かけや方法は違っていても、内容や結果がよく似ていること。

もとは、作品の表現が違っていても、作者の技量や出来栄えが同じように優れていることを表す言葉なんだ。今では、見かけは違っても内容が似ている場合にも使うよ。

オラも、作風が違う二つの作品を見て、どちらも見事だと感じることがあるニャ!
【語源・由来】
唐の韓愈の「進学解」にある「子雲相如、同工異曲」という表現に由来する。「異曲」は曲調や作品の趣が異なること、「同工」は技巧が同じように優れていること。もとは異なる作品の巧みさを評価する言葉で、転じて見かけは違っても内容が似通うことにも使われる。
【典拠・出典】
韓愈「進学解」
【類義語】
・大同小異(だいどうしょうい)(内容が似通う意味で用いる場合)
【英語訳】
equally accomplished despite differences in style
similar in substance despite differences in form
異曲同工(いきょくどうこう)の解説
カンタン!解説
「異曲同工」は、作品の雰囲気や表現の仕方が違っていても、同じくらい巧みにできていることをいうんだ。
例えば、作風の違う二人の画家が、どちらも見事な作品を描いたときに使えるよ。もとの意味では、単に「似たり寄ったり」というだけでなく、優れた技巧を評価するニュアンスがあるんだ。
今では、見た目は違っても内容が似ているという意味でも使われるよ。その場合には、似たものばかりだと批評する文章にも登場するんだ。
異曲同工(いきょくどうこう)の使い方

この二つの絵、色使いも雰囲気もずいぶん違うね。

そうね。でも、どちらも細部まで丁寧に描かれていて、技術の高さが伝わってくるわ。

なるほど! 作風は違っても、見事な出来栄えという点では異曲同工なんだね。

ええ。作品の趣は違っても、巧みさは共通しているのよ。
異曲同工(いきょくどうこう)の例文
- 二人の画家の作品は作風こそ異なるが、技巧の高さでは異曲同工といえる。
- 新旧二つの舞台演出は表現方法が違うものの、観客を引き込む巧みさでは異曲同工だった。
- 各社の提案は見た目こそ異なるが、内容は異曲同工で、新鮮味に欠けた。
- 二つの小説は舞台設定が異なるものの、物語の展開は異曲同工だった。


















