【四字熟語】
三十六計
【読み方】
さんじゅうろっけい
【意味】
逃げるべき時には、どんな策略よりも、逃げることが一番の策であること。
いざという時には、逃げることが最も安全であるということ。
【語源・由来】
「三十六」は、中国古代の兵法が三十六あったことに基づいている。計略やかけひきの意味で使われる。
「三十六計、走(にぐ)るを上計と為(な)す」「三十六計逃ぐるに如(し)かず」などの略。
【典拠・出典】
『南斉書』「王敬則伝」
【英語訳】
The best thing to do now is to run away.
三十六計(さんじゅうろっけい)の使い方
こら、健太くん待ちなさい!おやつをつまみ食いしたでしょう。
バレてしまっては、仕方ない。
お客様の人数分しか用意していないのに、つまみ食いをしてしまっては、おやつの数が足りなくなるでしょう。
三十六計、逃げるにしかずだよ。
三十六計(さんじゅうろっけい)の例文
- これはもう、どうにもならない。問題になる前に、隠れてしまおう。三十六計逃げるにしかずだよ。
- 兄は母に叱られる前には、姿を消している。どうやら今回も、三十六計を決め込むようだ。
- 三十六計逃げるにしかずだと、散々逃げられてきたけれど、今度という今度は絶対に逃がさない。
- もしも命の危険を感じた時には、三十六計逃げるにしかずということを、忘れてはいけないよ。
- 父の大切にしていた置物を壊した妹は、三十六計逃げるにしかずと家を飛び出した。
まとめ
身の危険を感じた場合には、三十六計逃げるにしかずというように、逃げることが大切なのではないでしょうか。
しかし、悪いことをしてしまった場合には、逃げずにきちんと反省をして、謝る必要がありますね。