【四字熟語】
三者鼎立
【読み方】
さんしゃていりつ
【意味】
互角の勢力を持つ三者が、並び存立していること。また、張り合って争うこと。
三つどもえ。
【語源・由来】
鼎(かなえ)が三本の足でバランスを取っていることから、たとえた語。
「鼎」とは、物を煮たり、祭器として使われたりする器のこと。
二つの手と、三つの足がついている器。
【典拠・出典】
『三国志』「呉志・陸凱伝」
【類義語】
・三足鼎立(さんそくていりつ)
・三分鼎足(さんぶんていそく)
・三分鼎立(さんぶんていりつ)
【英語訳】
three parties [forces] opposing one another.
three-cornered contest.
三者鼎立(さんしゃていりつ)の使い方
ここ数年は、同じ地区のチームの力が均衡していると思うんだ。
そうね。特に私たちのチームと、両隣の街のチームは三者鼎立しているわ。
この均衡を崩して、ぼくたちが王者になるためには、どうしたらいいかな。
やっぱり、しっかり練習をすることが大切だわ。さっそく、練習を始めましょう。
三者鼎立(さんしゃていりつ)の例文
- 三者鼎立していた時代のことを、語り継いでいるお話があるという。
- 優勝争いをしているチームは、三者鼎立していて、どのチームが優勝してもおかしくない。
- 今回のコンクールは、最優秀作品を決める際に、意見が三者鼎立してしまってとても難航した。
- わが社は各チームのリーダーが三者鼎立していて、企画会議ではいつも意見が分かれてしまう。
- 我が家は妻と娘二人が三者鼎立しているので、私は大人しく過ごすことにしている。
まとめ
三者鼎立というように、力が均衡している三者がそれぞれに張り合ってしまうことがあるのではないでしょうか。
競い合うことも必要ですが、お互いに協力し合うことで、解決に繋がることもあるかもしれません。