【四字熟語】
晴好雨奇
【読み方】
せいこううき
【意味】
晴天でも雨天でもすばらしい景色のこと。自然の眺めが晴天には美しく、一方、雨が降ったら降ったですばらしいこと。
「晴好雨奇の眺め」「晴好雨奇の趣」などと表現する。
【語源・由来】
「奇」は普通とは違ってすぐれている意。「水光瀲灔として晴れ方まさに好く、山色空濛として雨も亦た奇なり」の略。「雨奇晴好」ともいう。
【典拠・出典】
蘇軾「飲湖上初晴後雨」
【類義語】
・雨奇晴好(うきせいこう)
・山紫水明(さんしすいめい)
【英語訳】
the scenery being beautiful in both sunny and rainy weather
晴好雨奇(せいこううき)の使い方

ともこ君、はい、お土産。

先輩、ありがとうございます! 新婚旅行のカナダはどうでした~?

いや~、晴好雨奇の眺望が美しく、ハネムーンには最適の場所だったよ。特にオーロラは最高だね!

素敵ですね~。でも一番美しかったのは、奥様の笑顔だったんじゃないですか~?
晴好雨奇(せいこううき)の例文
- ペルーの有名な観光地「マチュピチュ」は晴好雨奇でいつ訪れてもすばらしい感動がある。
- 東京スカイツリーはまさに晴好雨奇。どんな天気でもそれぞれの風情を楽しめる、日本を代表する観光地である。
- 美しい城主の死が未だに謎であるノイシュバンシュタイン城は、未完のミステリーを秘めたまま晴好雨奇の眺望で多くの観光客を集めている。
- 晴好雨奇を楽しめる、この庭がお気に入りの場所なのだ。
- 瀟湘八景は晴好雨奇の地で、山水図の画題として有名である。
- 雨の日は静かに眠れて、癒される。晴れてる日は行動的に活動できる。
晴好雨奇、毎日が素晴らしい!
まとめ
晴れでも雨でも美しい。そんな全天候型の眺望を称えた四字熟語である。
そのまま心の持ちように生かせるのではないだろうか。
どんな状況でも楽しむ。晴れでも雨でも、趣の違う良い展開があるはずだ。
余裕のある心を作るために覚えていたい言葉である。