著書『マンガでわかる 漢字熟語の使い分け図鑑』『マンガでわかる すごい!ことわざ図鑑〈試験に出る〉』を講談社より出版

浅斟低唱【せんしんていしょう】の意味と使い方や例文(語源由来・類義語)

【四字熟語】
浅斟低唱

【読み方】
せんしんていしょう

【意味】
少々酒を飲んで小声で歌を口ずさむこと。

【語源・由来】
「浅斟」は軽く酒をくみかわす。「低唱」は低い声で詩や歌をうたうこと。

【典拠・出典】

【類義語】
浅酌低唱(せんしゃくていしょう)
・浅酌微吟(せんしゃくびぎん)

浅斟低唱(せんしんていしょう)の使い方

健太
昨日、父さんが酔っぱらって、自分の家を間違えてほかの家に帰ってしまったんだ。
ともこ
お酒は飲んでも、お酒に飲まれるようじゃだめよね。
健太
そうだよ。浅斟低唱、たしなむ程度がちょうどいいよ。
ともこ
家族みんなで叱って反省させた方がいいわよ。

浅斟低唱(せんしんていしょう)の例文

  1. 今日の花見は上司もいるので、浅斟低唱、羽目を外さないようにしよう。
  2. ともこちゃんはいつも浅斟低唱、度を超えて飲むようなことはありません。
  3. 今日は無礼講だと言われようとも、浅斟低唱、無礼を働かないようにこれ一杯だけを飲むことにしよう。
  4. 浅斟低唱ならお酒を飲んでもいいよとかかりつけのお医者さんに言われました。
  5. 普段は浅斟低唱、たしなむ程度にしか飲まない健太くんが、浴びるようにお酒を飲むなんて、いったい何があったんでしょうね。
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北澤篤史サイト運営者
1984年(昭和59年)、大阪府生まれ。言葉への関心が高じ、「ことわざ」「漢字」「四字熟語」をテーマに複数のウェブサイトを立ち上げる。これらのサイトは、小中学校の教材として利用されるほか、単語カードやタイピングゲームなど多様な形で活用されている。元消防士で、現在は防災士として防災普及にも取り組む。ことわざ学会研究フォーラムでは、「備えあれば憂いなし:ことわざを通して意識づける災害時の命を守る知恵」「WEB上でのことわざ探求:人々が何を知りたいのか」などをテーマに研究報告を行う。著書に『マンガでわかる 漢字熟語の使い分け図鑑』(講談社)、『マンガでわかる すごい!ことわざ図鑑〈試験に出る〉』(講談社)がある。

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