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疾言遽色【しつげんきょしょく】の意味と使い方や例文(語源由来・出典)

【四字熟語】
疾言遽色

【読み方】
しつげんきょしょく

【意味】
落ち着きがないこと。早口でしゃべり、あわてた顔つきをすること。

【語源・由来】
「疾」は早い。「遽」はあわてふためくこと。「色」は顔色をいう。

【典拠・出典】
後漢書』「劉寛伝」

疾言遽色(しつげんきょしょく)の使い方

健太
ともこちゃん。大変、大変。・・・君が、・・・して、もう大変なんだ。
ともこ
健太くん。疾言遽色で何が言いたいのかさっぱりわからないわ。深呼吸して落ち着いて。
健太
クラスメイトのさとし君が、屋上の手すりから落ちてけがをしたんだ。早く救急車と先生を呼ばないと!
ともこ
それは大変!早く助けに行きましょう。

疾言遽色(しつげんきょしょく)の例文

  1. 猛スピードで通り過ぎていった健太くんは、疾言遽色、何か言い残していったけれども聞き取ることが出来ませんでした。
  2. 健太くんの言うことは、疾言遽色で何が言いたいか理解できなかったけれども、身振り手振りで何となくわかりました。
  3. 119番に電話してくる人は、たいてい疾言遽色なので、しっかり聞き取る能力が必要です。
  4. 健太くんの身に何か起こっているようで、疾言遽色、慌てふためいていました。
  5. 健太くんは、パニックになりやすく、ちょっとした事でも疾言遽色といった様子になります。
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北澤篤史サイト運営者
1984年、大阪府生まれ。 著書 『マンガでわかる 漢字熟語の使い分け図鑑』(講談社、2024) ことわざ学会所属。ことわざ研究発表『WEB上でのことわざ探求:人々が何を知りたいのか』(ことわざ学会フォーラム、2023)

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