【四字熟語】
殺生禁断
【読み方】
せっしょうきんだん
【意味】
鳥・獣・魚などを捕ったり殺したりすることを禁ずること。仏教の慈悲の精神から行われる。
【典拠・出典】
『続日本紀』「一二」
殺生禁断(せっしょうきんだん)の使い方
山の中って、蚊がたくさんいるから嫌だなあ。
どんなに嫌でも、この山の蚊は殺しちゃだめよ。
なんで殺しちゃだめなの?
この山は殺生禁断の聖地なのよ。だから生き物を殺したら罰が当たるのよ。気を付けてね。
殺生禁断(せっしょうきんだん)の例文
- 殺生禁断の思想を守るために、私は肉の代わりに大豆でたんぱく質を摂取するようにしています。
- ここでは殺生禁断、里山を荒らすクマであろうとも銃で撃ってはいけません。
- 殺生禁断の戒律を無視して、釣りをして魚を焼いて食べるなんてたわけ者だ。
- 仏教の影響を受けた為政者が、極楽浄土に行くために、殺生禁断令をだしたことが長い日本の歴史の中で何度かあります。
- がんもどきは、殺生禁断の考えに基づいて、生き物の肉を口にできない修行者のために、雁の肉を模して作られたものだといわれています。