著書『マンガでわかる 漢字熟語の使い分け図鑑』『マンガでわかる すごい!ことわざ図鑑〈試験に出る〉』を講談社より出版

舌端月旦【ぜったんげったん】の意味と使い方や例文(語源由来・出典・対義語)

【四字熟語】
舌端月旦

【読み方】
ぜったんげったん

【意味】
口先で人を評論すること。

【語源・由来】
「舌端」は口先。「月旦」は人物を批評すること。後漢の許劭が毎月のついたちに従兄の靖と郷里の人物の批評をした故事による。

【典拠・出典】
海録砕事』「人事」

【対義語】
皮裏陽秋(ひりようしゅう)

舌端月旦(ぜったんげったん)の使い方

健太
父さんがお酒を飲むと厄介なんだよね。
ともこ
へえ。歌い始めるとか?泣き始めるとか?
健太
舌端月旦し始めるんだよ。
ともこ
舌端月旦しているのを聞く分にはいいけれども、酔っ払いに舌端月旦されたくないわね。

舌端月旦(ぜったんげったん)の例文

  1. ともこちゃんは博識なので、みんなが納得いくような舌端月旦ができる。
  2. 健太くんはアイドルに関しては一家言をもっているので、アイドルについて舌端月旦し始めると長くなります。
  3. ともこちゃんのことをよく知りもしない君が彼女のことを舌端月旦するなんてよくないと、健太くんは怒っていました。
  4. 舌端月旦するのは簡単、舌端月旦している人が実際にやってみればいいんだ。
  5. 舌端月旦、いろいろ批評されているのは知っていますが、気にしないことにしているんです。
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北澤篤史サイト運営者
1984年(昭和59年)、大阪府生まれ。言葉への関心が高じ、「ことわざ」「漢字」「四字熟語」をテーマに複数のウェブサイトを立ち上げる。これらのサイトは、小中学校の教材として利用されるほか、単語カードやタイピングゲームなど多様な形で活用されている。元消防士で、現在は防災士として防災普及にも取り組む。ことわざ学会研究フォーラムでは、「備えあれば憂いなし:ことわざを通して意識づける災害時の命を守る知恵」「WEB上でのことわざ探求:人々が何を知りたいのか」などをテーマに研究報告を行う。著書に『マンガでわかる 漢字熟語の使い分け図鑑』(講談社)、『マンガでわかる すごい!ことわざ図鑑〈試験に出る〉』(講談社)がある。

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