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勢力伯仲【せいりょくはくちゅう】の意味と使い方や例文(語源由来・類義語・対義語・英語訳)

勢力伯仲

勢力伯仲の意味(語源由来・類義語・対義語・英語訳)

意味

【四字熟語】
勢力伯仲

【読み方】
せいりょくはくちゅう

【意味】
お互いの力がつり合って優劣の差がないこと。
互いの実力に大きな違いがなく、拮抗(きっこう)していること。伯仲の間。

「勢力伯仲していて決着がつかない」などと表現する。
四字熟語の博士
「勢力伯仲」という四字熟語は、二つのものや二人の間で、力や能力がほとんど同じで、どちらが上とも下とも言えない状況を表しているんだ。
二つのものがとてもよく似ていて、どちらがより優れているかを決めるのが難しいという意味だよ。
助手ねこ
ほんなら、「勢力伯仲」ってのは、「二つの力がガチンコで、どっちが強いかわからへん」ってことやな。
つまり、両者がほぼ同じくらいの力を持ってて、どっちが上や下かを決められへん状況なんやな。
これは、「どっちも同じくらいすごいよ」って言うてるんやな。

【語源・由来】
「伯仲」はお互い格別の違いがなく、よく似ていて力などが釣り合っている意味。「伯」「仲」は、兄弟の順序を表し、年齢の上の者から、伯・仲・叔・季となる。伯は長兄、仲は次男で、年齢には大きな差はない。

「勢力」を「精力」と書き誤らないように注意しましょう。

【典拠・出典】

【類義語】
伯仲之間(はくちゅうのかん)
難兄難弟(なんけいなんてい)

【対義語】
鎧袖一触(がいしゅういっしょく)

【英語訳】
・There is not much difference in the ability of each other.
・being evenly-matched in influence or power
・The ability is antagonistic.

勢力伯仲(せいりょくはくちゅう)の解説

カンタン!解説
解説

「勢力伯仲」っていうのは、ふたつの力がぴったり同じくらいで、どっちが強いか決められない状態を表す言葉だよ。

「伯」は一番上の兄弟、そして「仲」はその次にくる兄弟を指すんだ。「伯仲」という言葉は、どちらも大差なく、力が同じくらいでバランスが取れている、という意味があるんだよ。

だから、「勢力伯仲」って言葉は、たとえば二つのチームが試合をしていて、どちらも同じくらい得点を取っているときなんかに使うんだ。「勢力伯仲して決着がつかない」って言ったら、両方の力が同じくらいで、勝つのがどっちか決まらない、という状況を表しているんだよ。

勢力伯仲(せいりょくはくちゅう)の使い方

ともこ
そろそろ今日の選挙速報が始まるわね。
健太
なになに? 連立与党と野党が勢力伯仲の状態だって。
ともこ
野党も力をつけてきて、能力が拮抗しているってことなのかしら?
健太
いや、国民にはどちらの政党にも政策が見えなくて、支持を迷っているってことなんじゃないのかな?

勢力伯仲(せいりょくはくちゅう)の例文

例文
  1. 甲子園の名勝負、勢力伯仲の両チームの決勝戦は、延長戦でも勝負がつかず、引き分け再試合となった。
  2. カジノ法案に関して、一時は反対派が優勢だったが、
    今は賛成派が増えて、勢力伯仲の状態だ。
  3. うちの店のナンバー1とナンバー2は、勢力伯仲の桁違いの実力を持っていて、ナンバー3以下を大きく引き離している。
  4. 今年のフィギュアケートは若い選手が実力をつけてきて、勢力伯仲と言っていいくらいに成長している。ベテラン選手は最後まで気が抜けないな。
  5. 大相撲、優勝決定戦。勢力伯仲の横綱同士の対決は一進一退の手に汗握る取り組みとなった。
<応仁四話/唐木順三>より
昨年の夏以来大乱に至ったこと、そして両陣の勢力伯仲して、争乱は長くつづくであろうこと、

勢力伯仲の文学作品などの用例

  1. 昨年の夏以来大乱に至ったこと、そして両陣の勢力伯仲して、争乱は長くつづくであろうこと、<唐木順三・応仁四話>

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