著書『マンガでわかる 漢字熟語の使い分け図鑑』を講談社より出版

春蕪秋野【しゅんぶしゅうや】の意味と使い方や例文(語源由来・出典)

【四字熟語】
春蕪秋野

【読み方】
しゅんぶしゅうや

【意味】
春の雑草と秋の野原のこと。転じて、現実離れした風雅な文人をからかう語。

【語源・由来】
「春蕪」は、春の雑草。「秋野」は、秋の野原。

【典拠・出典】
楚辞』礼魂

春蕪秋野(しゅんぶしゅうや)の使い方

健太
僕の兄さんが、編集者なんだけど作家さんは春蕪秋野だって言っていたよ。
ともこ
凡人と同じ思考だと、凡人を楽しませる作品を描くことはできないわよね。
健太
春蕪秋野な人のまわりの人は大変そうだよ。
ともこ
伝記が出版されている偉人って大抵、家族が我慢強くて、もっと家族が評価されるべきだって思うわよね。

春蕪秋野(しゅんぶしゅうや)の例文

  1. 感染対策をしているとはいえ、緊急事態宣言下でパーティーをするなんて、やっぱり芸術家は春蕪秋野だなあ。
  2. 芸術家肌の健太くんは春蕪秋野なので、彼のお母さんは、地に足を付けた生き方をしてほしいと思っている。
  3. ともこちゃんの作家仲間はまさに春蕪秋野、規格外な人たちばかりだ。
  4. 健太くんは画家だからなのか春蕪秋野で、一般人のともこちゃんには理解しかねるところが多々ある。
  5. 芸大というのは、春蕪秋野な人たちの集りです。
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北澤篤史サイト運営者
1984年、大阪府生まれ。 著書 『マンガでわかる 漢字熟語の使い分け図鑑』(講談社、2024) ことわざ学会所属。ことわざ研究発表『WEB上でのことわざ探求:人々が何を知りたいのか』(ことわざ学会フォーラム、2023)

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