【四字熟語】
豕交獣畜
【読み方】
しこうじゅうちく
【意味】
豚なみにあしらい、獣なみに養う。礼をもって人を待遇せず、獣や家畜と同じようにとりあつかうこと。
【語源・由来】
「豕交」は豚とみなして交わること。「獣畜」は獣とみなして養う。人を人としての礼をもって遇しないことをいう。
【典拠・出典】
『孟子』「尽心・上」
豕交獣畜(しこうじゅうちく)の使い方
今日も学校で勉強かあ。面倒くさいなあ。
あら、学校に行くことができて幸せじゃないの。昔は、子供は10歳くらいから丁稚奉公にでて、豕交獣畜といわんばかりの扱いを受けて育ったのよ。学びたくても学べなかったのよ。
毎日、馬のように働かされたの?それは嫌だな。
そうでしょう?だから喜んで学びましょうよ。
豕交獣畜(しこうじゅうちく)の例文
- 気が付けば三か月休みがない、豕交獣畜というように、この会社は社員を人間だと思っていない。
- 先生は僕らに対して、豕交獣畜、動物に鞭打つように暴力を振るう。
- この僕が豕交獣畜のような扱いを受けるなんて、SNSにアップして世間に公表してやる。
- 豕交獣畜というように、暴言ばかりはく上司は、私たちのことを言葉が通じない動物だと思っている。
- この情報化社会で、部下に対して豕交獣畜というように、非人道的な扱いをしたら、君の立場が危うくなるよ。