著書『マンガでわかる 漢字熟語の使い分け図鑑』を講談社より出版

豕交獣畜【しこうじゅうちく】の意味と使い方や例文(語源由来・出典)

【四字熟語】
豕交獣畜

【読み方】
しこうじゅうちく

【意味】
豚なみにあしらい、獣なみに養う。礼をもって人を待遇せず、獣や家畜と同じようにとりあつかうこと。

【語源・由来】
「豕交」は豚とみなして交わること。「獣畜」は獣とみなして養う。人を人としての礼をもって遇しないことをいう。

【典拠・出典】
孟子』「尽心・上」

豕交獣畜(しこうじゅうちく)の使い方

健太
今日も学校で勉強かあ。面倒くさいなあ。
ともこ
あら、学校に行くことができて幸せじゃないの。昔は、子供は10歳くらいから丁稚奉公にでて、豕交獣畜といわんばかりの扱いを受けて育ったのよ。学びたくても学べなかったのよ。
健太
毎日、馬のように働かされたの?それは嫌だな。
ともこ
そうでしょう?だから喜んで学びましょうよ。

豕交獣畜(しこうじゅうちく)の例文

  1. 気が付けば三か月休みがない、豕交獣畜というように、この会社は社員を人間だと思っていない。
  2. 先生は僕らに対して、豕交獣畜、動物に鞭打つように暴力を振るう。
  3. この僕が豕交獣畜のような扱いを受けるなんて、SNSにアップして世間に公表してやる。
  4. 豕交獣畜というように、暴言ばかりはく上司は、私たちのことを言葉が通じない動物だと思っている。
  5. この情報化社会で、部下に対して豕交獣畜というように、非人道的な扱いをしたら、君の立場が危うくなるよ。
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北澤篤史サイト運営者
1984年、大阪府生まれ。 著書 『マンガでわかる 漢字熟語の使い分け図鑑』(講談社、2024) ことわざ学会所属。ことわざ研究発表『WEB上でのことわざ探求:人々が何を知りたいのか』(ことわざ学会フォーラム、2023)

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