【四字熟語】
死生有命
【読み方】
しせいゆうめい
「死生命有り」とも読む。
【意味】
人が生まれたり死んだりすることは、天命によって定められたものであり、どうすることもできないということ。
人の運命は、決められていて、変えることはできないということ。
【典拠・出典】
『論語』「顔淵」
【類義語】
・四地相応(しちそうおう)
死生有命(しせいゆうめい)の使い方
おじいちゃんががんで余命宣告をされたんだ。
手術でどうにか治すことはできないの?
それが、おじいちゃんがいうには、死生有命だからあがくのはやめる。延命措置はしない、残りの時間を楽しく過ごすっていっているんだ。
楽しく過ごすうちに、がんの力より、生きたいという希望から、免疫力が勝るかもしれないわよね。
死生有命(しせいゆうめい)の例文
- 健太くんは、本当はかわいい妹が欲しかったようだけれども、死生有命だから仕方ない。
- 健太くんが亡くなって悲しいけれども、死生有命、それが彼の運命だったのでしょうね。
- 少子化対策をしても死生有命というように、人の手ではどうにもできないよ。
- 死生有命というのに、今、人の手によってデザイナーズベイビーが生まれたという噂が流れています。
- 患者さんの死に直面すると、死生有命、医師の無力さと同時に神様の偉大さを感じます。