聡明叡知の意味(語源由来・出典・英語訳)
【四字熟語】
聡明叡知
【読み方】
そうめいえいち
【意味】
聖人のもつ四つの徳のこと。転じて、生まれつき才能があり、賢くて先々まで見通せること。物事に通暁していて、すぐれた才知があること。
超頭良くて、物事を理解する力もバッチリなんやな。
この言葉は、「知識も理解力も大切」って教えてくれるんやで。
【語源・由来】
「聡」「明」「叡」「知」は、聖人が持つ四つの徳とされる。「聡」はすべてを聞き分けること。「明」はすべてを見分けること。「叡」はすべてに通ずること。「知」はすべてを知っていることから。「聡明」は、頭がよく、話がよく聞こえ、物がよく見え、理解力に優れていること。「叡知」は、すぐれた知識があり、学識が豊富なこと。
【典拠・出典】
『易経』
【英語訳】
excellently clever
聡明叡知(そうめいえいち)の解説
「聡明叡知」っていうのは、元々は、超すごい人、聖人が持っている四つの特別な力を表す言葉なんだ。でも今では、生まれながらに頭が良くて、物事を先読みできる才能のことを指すようになったんだよ。なんでも理解して、頭の良さがすごいことも含まれるんだ。
それぞれの字が何を意味してるか見てみよう。「聡」っていうのは、すべてのことをきちんと聞いて理解する能力。「明」っていうのは、何でも見て分かる能力。「叡」っていうのは、すべてのことに通じてる、つまりよく理解してる状態。「知」っていうのは、何でも知っている、ということだよ。「知」って字は「智」とも書くこともあるんだよ。
この言葉の出どころは、「易経」という古代の中国の書物で、そこに書かれていた「繋辞上」という部分から来ているんだよ。
聡明叡知(そうめいえいち)の使い方
聡明叡知(そうめいえいち)の例文
- 次期社長と目されている取締役は、社内でも人気のある、非常に人望の厚い人だ。誰にでも優しく、聡明叡知で非の打ち所がないので、社長に就任するのがとても楽しみだ。
- 私には双子の姉がいるのだが、双子でもまったくタイプが違う。私は後先考えずにまず行動してしまうおっちょこちょいだが、姉は聡明叡知で、いつも正しい判断をしてから行動するので、ちょっとうらやましい。
- 私が付き合っている女性は、その優しさに惹かれたのだが、実はとても聡明叡知な人で、何をやらせても非常に上手にこなす。結婚したらきっと料理も上手なんだろうなと今から楽しみだ。
- 私の親友は聡明叡知で、全然勉強などしないのに、いつも学年でトップの成績を維持している。どうやればそうなれるのかと聞いても、わからないと答えるだけなので、真似のしようがない。
- 同期にとても聡明叡知な人がいて、しかも同じ部署なのでいつも比べられる。努力でなんとかなるなら良いが、彼に追いつくのは無理だと諦めている。
頭が良くて、理解力も高い人を指す言葉なんだ。