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水天髣髴【すいてんほうふつ】の意味と使い方や例文(語源由来・出典・類義語)

【四字熟語】
水天髣髴

「水天彷彿」とも書く。

【読み方】
すいてんほうふつ

【意味】
遠い海上の水と空とがひと続きになって、見分けがつきにくいさま。

【語源・由来】
「水天」は水面と空のこと。「髣髴」はぼんやりしてはっきりしないという意味。

【典拠・出典】
頼山陽「泊天草洋」

【類義語】
・水天一色(すいてんいっしょく)
水天一碧(すいてんいっぺき)

水天髣髴(すいてんほうふつ)の使い方

健太
この水天髣髴としている海と空が見たくて南の島までやってきたんだ。とても感動的だあ。
ともこ
海と空の区別がつかないわよね。どこまでも果てしないブルーだわ。
健太
あれっ。あそこに一点だけ違う色があるぞ。何だか動いているようだぞ。
ともこ
本当だわ。ウミガメが泳いでこっちに向かってきているわ。すごいわね。

水天髣髴(すいてんほうふつ)の例文

  1. ともこちゃんは遠泳が得意なのですが、あっという間に水天髣髴の彼方に消えていきました。
  2. 水天髣髴たる眺めに感動して言葉を失ってしまいました。
  3. 船の甲板から見える景色は水天髣髴、それはどこまでもどこまでも青い風景だった。
  4. バケツに入った青い絵の具の水をひっくり返したかのように、水天髣髴、海も空も青一色でした。
  5. 快晴の空の下、海と空は水天髣髴、砂浜は夏の日差しを受けてキラキラ光り夏休みが始まったんだと胸が高まりました。
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北澤篤史サイト運営者
1984年、大阪府生まれ。 著書 『マンガでわかる 漢字熟語の使い分け図鑑』(講談社、2024) ことわざ学会所属。ことわざ研究発表『WEB上でのことわざ探求:人々が何を知りたいのか』(ことわざ学会フォーラム、2023)

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