【四字熟語】
高材疾足
【読み方】
こうざいしっそく
【意味】
すぐれた才能や手腕があること。また、そのような人のたとえ。
【語源・由来】
「高材」はすぐれた才能を持つ人のこと。「疾足」は足が速いことから。
【典拠・出典】
『史記』「淮陰侯伝」
【類義語】
・高材逸足(こうざいいつそく)
・智勇兼備(ちゆうけんび)
【英語訳】
excellent talent
excellentは「優れた」という意味の形容詞。talentは「才能」という意味の名詞。
英文例
うちの部長は高材疾足だ。Our general manager has excellent talent.
英文例
うちの部長は高材疾足だ。Our general manager has excellent talent.
高材疾足(こうざいしっそく)の使い方
この間野球部に入部した転校生、実はすごいピッチャーだったんですって?
そうなんだよ、とても同じ年とは思えないピッチングで、みんなびっくりしてるよ
よかったわね、高材疾足な人材を獲得できて
それはよかったんだけど、前のピッチャーがすねちゃってさ、そっちのフォローが大変だよ
高材疾足(こうざいしっそく)の例文
- 今回の人事異動で私の上司になった課長は、他社からヘッドハンティングでひっぱってきた逸材らしい。そんな高材疾足な上司の下で働くのは、うれしい反面、とても緊張する。
- 私の兄は陸上競技の短距離走で県のベスト記録を持っている。来年は体育系の大学に進学するつもりのようだが、そんな高材疾足を見逃すはずもなく、複数の大学からお誘いがかかっているようだ。
- ぼくの親友は、紙飛行機を折らせたら右に出るものがいないくらい上手だ。これも高材疾足のひとつだと思うのだが、ぼく以外の人は感心してくれない。
- 昨年、小さなベンチャー企業を立ち上げた。ここまではひとりで何とかやってきたが、仕事も増えてきて人を増やさなければどうにもならない。なるべく高材疾足な人を見つけたいと思う。
- 高材疾足であれば、どこに就職してもどうにでもなる。
まとめ
「高材」はすぐれた才能を持つ人のことを、「疾足」は足が速いことの意から、高材疾足(こうざいしっそく)は、すぐれた才能や手腕があることを意味する言葉となりました。身近に高材疾足(こうざいしっそく)な人がいれば、すぐにピンとくるでしょう。才能というものはなかなか真似できないものですが、よいお手本として見習いましょう。