著書『マンガでわかる 漢字熟語の使い分け図鑑』を講談社より出版

鐘鳴鼎食【しょうめいていしょく】の意味と使い方や例文(語源由来・出典)

【四字熟語】
鐘鳴鼎食

【読み方】
しょうめいていしょく

【意味】
富貴の人の生活。

【語源・由来】
「鐘鳴」は鐘を鳴らして時を告げること。「鼎食」はかなえを並べて食事をすること。富貴な家では大勢の人に食事の合図の鐘を鳴らし、食物を盛ったかなえをたくさん並べて食事をすることから。

【典拠・出典】
王勃「滕王閣序」

鐘鳴鼎食(しょうめいていしょく)の使い方

健太
エリザベ女王って鐘鳴鼎食な生活をしているんだろうね。
ともこ
朝食は紅茶にビスケット、シリアルにフルーツを召し上がっているようよ。
健太
へえ。トーストとカフェオレだけの僕の朝食より豪華だけど、案外、庶民的なんだね。
ともこ
そうかしら。きっと最高級の紅茶とビスケットよ。そして、フルーツも銀座千疋屋に売っているようなものだと思うわ。

鐘鳴鼎食(しょうめいていしょく)の例文

  1. ともこちゃんは、大学在学中に起業し、今や大富豪、鐘鳴鼎食の生活を送っています。
  2. 健太くんは鐘鳴鼎食の暮らしをしているので、庶民の気持ちがわかりません。
  3. ともこちゃんの暮らしぶりは鐘鳴鼎食で、専属のコックがいて腕を振るってくれるんだそうです。
  4. 鐘鳴鼎食の健太くんは、毎日リムジンで送迎され、重箱に入ったお弁当をもって登校します。
  5. 鐘鳴鼎食の生活を夢見て、日々努力を積んでいます。
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北澤篤史サイト運営者
1984年、大阪府生まれ。 著書 『マンガでわかる 漢字熟語の使い分け図鑑』(講談社、2024) ことわざ学会所属。ことわざ研究発表『WEB上でのことわざ探求:人々が何を知りたいのか』(ことわざ学会フォーラム、2023)

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