著書『マンガでわかる 漢字熟語の使い分け図鑑』『マンガでわかる すごい!ことわざ図鑑〈試験に出る〉』を講談社より出版

雌伏雄飛【しふくゆうひ】の意味と使い方や例文(語源由来・出典・類義語)

【四字熟語】
雌伏雄飛

【読み方】
しふくゆうひ

【意味】
将来を期して人につき従い、やがて盛んに活躍すること。

【語源・由来】
「雌伏」は雌鳥が雄鳥に従い伏すことから、将来の活躍を期して人につき従うという意味。「雄飛」は雄鳥が飛ぶように、雄雄しく飛び立つことをいう。

【典拠・出典】
後漢書』「趙典伝」

【類義語】
戢鱗潜翼(しゅうりんせんよく)

雌伏雄飛(しふくゆうひ)の使い方

ともこ
空手部の新しい部長が決まったのね。健太くんが部長になるんだと思っていたわ。
健太
雌伏雄飛というように、活躍の舞台が整うまで待っているんだよ。僕は眠れる獅子なんだ。
ともこ
へえ。健太くんだったら、卒業したことにも気がつかないまま眠っていそう。
健太
確かに・・・。って、そんなことあるかい。

雌伏雄飛(しふくゆうひ)の例文

  1. レギュラー入りしなかったのは、チームを救う秘密兵器として、雌伏雄飛を期していたまでです。
  2. 世界に輝かしくデビューするために、雌伏雄飛を期していたのです。
  3. ともこちゃんほどの子が今まで表舞台に出てこなかっただなんて、雌伏雄飛を期していたのかな。
  4. 彼は大人しく上役のいうことを聞いていますが、雌伏雄飛を期しているだけで野心はあると思います。
  5. クーデターを起こすべき日まで雌伏雄飛を期していました。
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北澤篤史サイト運営者
1984年(昭和59年)、大阪府生まれ。言葉への関心が高じ、「ことわざ」「漢字」「四字熟語」をテーマに複数のウェブサイトを立ち上げる。これらのサイトは、小中学校の教材として利用されるほか、単語カードやタイピングゲームなど多様な形で活用されている。元消防士で、現在は防災士として防災普及にも取り組む。ことわざ学会研究フォーラムでは、「備えあれば憂いなし:ことわざを通して意識づける災害時の命を守る知恵」「WEB上でのことわざ探求:人々が何を知りたいのか」などをテーマに研究報告を行う。著書に『マンガでわかる 漢字熟語の使い分け図鑑』(講談社)、『マンガでわかる すごい!ことわざ図鑑〈試験に出る〉』(講談社)がある。

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