【四字熟語】
主客転倒
主客顛倒とも書く
【読み方】
しゅかくてんとう
「しゅきゃくてんとう」とも読む
【意味】
事物の大小、軽重などを取り違えること
主な物事と従属的な物事の立場が入れ替わること
【語源・由来】
「主」は主人「客」は客人のことで、主人と客人の立場が逆転してしまうことから。
【典拠・出典】
-
【類義語】
・本末転倒(ほんまつてんとう)
・冠履転倒(かんりてんとう)
【英語訳】
Putting the cart before the horse.
例文
I know what you say, but it’s just putting the cart before the horse.
君の言わんとすることはわかるけれど、それでは主客転倒だ。
I know what you say, but it’s just putting the cart before the horse.
君の言わんとすることはわかるけれど、それでは主客転倒だ。
主客転倒(しゅかくてんとう)の使い方
どうしたの、元気ないわね。
ボスに計画書を提出したら「やり直し!」って突っ返されてさ、頑張って一晩かけて作り直して再提出したんだけど「だから、お前のこのやり方では主客転倒だと言ってるんだ。もっとよく考えろ、あんまり同じことばかり言わせるんじゃない!」って、えらく怒られたんだ。
で、怒られたから元気なくしちゃったわけ?
それもあるけど、いくら考えても何がいけないのかわからないんだよ。
主客転倒(しゅかくてんとう)の例文
- 海外旅行先での話なんだけど、買い物して会計のレジに行ったら店員が隣の店員と世間話しながら作業するわけ。視線もろくに合わせないし、愛想笑いの一つもないし、主客転倒も甚だしくてほんと不愉快だったわ。
- 先生が生徒やその親に気を使わなくてはならないとは、全くもって主客転倒な話だ。
- 花を育てるのが好きで、咲いた花の写真を記録しようと写真を撮り始めたのだが、いつのまにか主客転倒して写真を撮ることの方が楽しくなり、カメラにのめり込んでいた。