十人十色の意味(類義語・対義語・英語訳)
【四字熟語】
十人十色
【読み方】
じゅうにんといろ
【意味】
十人寄れば十人ともそれぞれ違っているということで、人の個性の異なることをいう。
みんなが全く同じじゃなくて、それぞれ自分の色を持ってるんやで。
これは、「人それぞれ、個性を大切に」って言うんやろな。
【典拠・出典】
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【類義語】
・三者三様(さんしゃさんよう)
・百人百様(ひゃくにんひゃくよう)
・多種多様(たしゅたよう)
・千差万別(せんさばんべつ)
【対義語】
・異口同音(いくどうおん)
・尋常一様(じんじょういちよう)
【英語訳】
So many men, so many minds.
Many heads, many minds.
Several men, several minds.
Every man in his humor.
Everyone to his taste.
There is no accounting for tastes.
It can’t be helped to take times, because “So many men, so many minds.”
時間がかかるのは仕方ないよ。十人十色、人にはそれぞれ異なった思いがあるからね。
十人十色(じゅうにんといろ)の解説
「十人十色」っていうのは、人それぞれが違う考えや好みを持っている、ということを言うんだよ。
みんなが同じじゃなくて、一人一人が自分らしい色を持っている、というイメージだね。
例えば、「十人十色の服装」とか言うと、十人いたら、十人それぞれが自分の好きな服装をしている、つまりみんなが自分らしく、自分の好きな服を着ていることを表しているんだよ。
だから、「十人十色」って言うときは、みんなが自分らしく生きていて、それがすごく素敵だと感じるときに使う言葉だね。
十人十色(じゅうにんといろ)の使い方
十人十色(じゅうにんといろ)の例文
- 子供は素直に自分の性格を外に出しますからね、幼稚園のクラスの子達を見ていると、まあ見事にその個性は十人十色ですよ。
- 一つのことをやるにしても、こうじゃなくてはいけないという決まりはないんだ。ひとそれぞれ違う、十人十色のやり方があっていいと思う。
- オススメのレストランといっても味の好みは十人十色だからね、あの人がいいといったからって私の好みに合うかどうかはわからない。
- 人の嗜好は十人十色だから結婚式のお返しも悩むよね。だから今は、ギフトカタログで選んでもらうと言う方法を選ぶ人が多いんだよ。
十人十色の文学作品などの用例
- よそ目には一列一体、平等無差別、どの猫も自家固有の特色などはないようであるが、猫の社会にはいってみるとなかなか複雑なもので十人十色という人間界のことばはそのままここにも応用ができるのである。<夏目漱石・吾輩は猫である>
みんなそれぞれの趣味や意見があるということだ。