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春宵一刻【しゅんしょういっこく】の意味と使い方や例文(語源由来・出典・類義語・英語訳)

春宵一刻

春宵一刻の意味(語源由来・出典・類義語・英語訳)

意味

【四字熟語】
春宵一刻

【読み方】
しゅんしょういっこく

【意味】
春の夜のひとときは、なんともいえぬ趣(おもむき)があって、大きな価値があるということ。

四字熟語の博士
「春宵一刻」は、美しい春の夜を満喫する心地よさや楽しさを表す四字熟語だよ。
春の夜のほんの一刻でも、それはとても特別で楽しい時間という意味が込められているんだ。
助手ねこ
それはつまり、「春の夜の時間はすごく楽しくて心地いい」ってことやな。
短い時間でも、それが春の夜なら、それだけで楽しいひと時やで。
これは、「大切な時間を楽しむ」ってことを教えてくれるんやな。

【語源・由来】
「春宵(しゅんしょう)」とは、春の夜のこと。
「一刻(いっこく)」とは、わずかな時間ということ。

【典拠・出典】
蘇軾「春夜」

【類義語】
一刻千金(いっこくせんきん)

【英語訳】
a moment of time in a spring evening(is worth a thousand pieces of gold)

春宵一刻(しゅんしょういっこく)の解説

カンタン!解説
解説

「春宵一刻」っていうのは、春の夜の楽しさや素晴らしさを表す言葉だよ。まるで宝物のように貴重な、春の夜の時間を楽しむことを意味するんだ。これは、「春宵しゅんしょう一刻いっこく値千金あたいせんきん」という言葉の一部で、「春の夜は一瞬一瞬が、お金で買えないほど大切で素晴らしい」という意味が込められているんだ。

例えば、星がきらきら輝く春の夜に、友達と楽しく話をしたり、春の花を眺めたりする時間は、まさに「春宵一刻」だよ。

ちなみに、この言葉の出どころは、蘇軾そしょくという人が書いた「春夜しゅんや」っていう詩から来ているんだよ。この詩の中で、「春の夜はとても美しく、そのすばらしさはお金で買えない価値がある」と描かれているんだよ。

春宵一刻(しゅんしょういっこく)の使い方

ともこ
春が来ると、暖かい風が吹いて花が咲き始めて、やさしい気持ちになるわ。
健太
そうだね。明日は公園に散歩に行こうか。
ともこ
それもいいけれど、春の夜のひとときもまた、趣があっていいわね。
健太
春宵一刻だね。

春宵一刻(しゅんしょういっこく)の例文

例文
  1. ゆっくりお酒を嗜みながら過ごす春宵一刻は、私の心をとても癒してくれる。
  2. 公園でライトアップされている花を楽しみに来たのに、花も見ないで宴会で騒ぐ人たちがいる。これじゃあ、春宵一刻が台無しじゃないか。
  3. 秋の夜長もいいけれど、やはり春宵一刻には敵わないな。
  4. 新生活が始まることで、春は慌ただしいことが多いけれど、だからこそ春宵一刻をゆっくりと味わいたいものだ。
  5. 今年こそ恋人と、春宵一刻をゆったり過ごしたいと思っている。

春宵一刻の文学作品などの用例

  1. 春宵一刻、価千金、か。」と、また、言はなくてもいい事を呟いてみる。〈太宰治お伽草紙
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北澤篤史サイト運営者
1984年、大阪府生まれ。 著書 『マンガでわかる 漢字熟語の使い分け図鑑』(講談社、2024) ことわざ学会所属。ことわざ研究発表『WEB上でのことわざ探求:人々が何を知りたいのか』(ことわざ学会フォーラム、2023)

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