著書『マンガでわかる 漢字熟語の使い分け図鑑』を講談社より出版

大貉小貉【たいばくしょうばく】の意味と使い方や例文(語源由来・出典・類義語)

【四字熟語】
大貉小貉

【読み方】
たいばくしょうばく

【意味】
文化程度の低い野蛮人のような為政者のこと。

【語源・由来】
「貉」は野蛮人のたとえ。

【典拠・出典】
春秋公羊伝』「宣公一五年」

【類義語】
大桀小桀(たいけつしょうけつ)

大貉小貉(たいばくしょうばく)の使い方

健太
ともこちゃん。僕は今度の生徒会選挙に出馬しようと思っているんだ。
ともこ
ええっ。健太くんが?きっと大貉小貉になるわよ。
健太
そんなことないよ。この学校をよくしてみせるよ。
ともこ
きっと宿題を無くしたり、休み時間を長くしたり・・・。ああ、この学校がだめになってしまう。

大貉小貉(たいばくしょうばく)の例文

  1. 隣国を核で脅すような人は大貉小貉、ろくでもない為政者です。
  2. 大貉小貉な彼が総理大臣になってから、国は乱れ始めました。
  3. 彼の当選を回避させないと、彼は大貉小貉といった為政者になり、この国をめちゃくちゃにしてしまうことが予想されます。
  4. 大貉小貉な独裁者が長くこの国を治めていたので、世界的にみて文化水準が低いのです。
  5. 大貉小貉である彼が大統領であり続けると、他国との軋轢を生み、戦争につながりかねないと思います。
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北澤篤史サイト運営者
1984年、大阪府生まれ。 著書 『マンガでわかる 漢字熟語の使い分け図鑑』(講談社、2024) ことわざ学会所属。ことわざ研究発表『WEB上でのことわざ探求:人々が何を知りたいのか』(ことわざ学会フォーラム、2023)

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