【四字熟語】
黛蓄膏渟
【読み方】
たいちくこうてい
【意味】
水面が非情に静かなさま。まゆずみをたくわえ、あぶらをたたえたような静かな水面という意味。
【語源・由来】
「渟」は水などを深くたたえていること。
【典拠・出典】
柳宗元「遊黄渓記」
黛蓄膏渟(たいちくこうてい)の使い方
今日の湖は黛蓄膏渟ね。
そうだね。昨日は風が強くて、海のように波立っていたよね。
昨日は水が濁って、茶色になっていたけれども、今日は風が穏やかで黛蓄膏渟、水が澄んできれいね。
本当に。水底の魚が見えるくらいにきれいだよ。
黛蓄膏渟(たいちくこうてい)の例文
- 今日は黛蓄膏渟だから、船を浮かべて向こう岸に渡ることができると思いますよ。
- 黛蓄膏渟で、魚にこちらの動きが見えて警戒されているから、今日は釣りはできません。
- その湖は黛蓄膏渟、まるで空を映した鏡のようでした。
- 一匹の鯉が跳ね、波紋が見られましたが、今は黛蓄膏渟、水面は揺れることもなくとても静かです。
- この湖は、天気が穏やかで黛蓄膏渟といった状態のときには、富士山が水面に映ってとてもきれいなんだけどね。