【四字熟語】
公明正大
【読み方】
こうめいせいだい
【意味】
公平で良心に恥じるところがなく正しいこと。隠し立てせず、正しく立派なさま。
【典拠・出典】
-
【類義語】
・公平無私(こうへいむし)
・心知光明(しんちこうめい)
・公正平等(こうせいびょうどう)
・大公無私(たいこうむし)
【対義語】
・専断偏頗(せんだんへんぱ)
・不正不公(ふせいふこう)
【英語訳】
・fairness
・straightforward
・upright
・aboveboard
公明正大(こうめいせいだい)の使い方
今度の弁護士をテーマ(したドラマ、面白いね。
主役の熱血弁護士役の俳優さん、かっこいいよね。
大企業の悪徳ぶりを成敗するところなんか、せいせいするね。
あんな公明正大な弁護士さん、身近にいたらいいのになぁ。
公明正大(こうめいせいだい)の例文
- 彼は公明正大な男だよ。監査にはぴったりだ。
- その公明正大さが裏目に出て、不正をはたらく輩(やから)からは毛嫌いされた。
- 彼の良さは外見だけでなく、その公明正大な資質にもある。
- 私は公明正大、公平無私を信条としています。
- 彼から公明正大さを取り除いたら何も残らないほど清廉な人物です。
まとめ
【公明正大】は人の性質・資質について説いた熟語のひとつです。【公明】は公平で潔白であること、【正大】は言行が正しく堂々として立派なさまを指します。
この2つが備わった【公明正大】は、無私であり、かつ偏見を持たずに公平に物事に接する冷静さを兼ねた、人間の質を説いている熟語と言えるでしょう。四字熟語にはこのように似たような意味を重ねることで、その意味合いを増幅させるものがあります。
この【公明正大】もそうした熟語で、公平さや清廉さが際立っている熟語と言えますね。
またこの熟語にあやかって、男の子に名前を【公明】で(きみあき)、【正大】で(まさひろ)と付ける事もあります。不正の多いこの世の中だからこそ、公明正大であって欲しいとの親の切なる願いが込められているようにも感じられます。