敵前逃亡【てきぜんとうぼう】の意味と使い方や例文

「敵前逃亡」は、戦場の敵の前で逃げ出すという文字通りの意味からきているんだよ。この言葉は、本当に戦争の最中、つまり「敵の前」で、兵士が逃げ出すことを表すんだ。それは、彼の責任とは逆の行動で、大きな失敗とみなされるよね。

でも、現代の日常生活では、「敵前逃亡」は、直接的な戦闘状況以外でも使われることがあるんだ。「敵」とは困難や挑戦を象徴し、その「敵」に立ち向かうべき瞬間に逃げ出すことを「敵前逃亡」と言うんだよ。

たとえば、試験の前日に勉強せずに遊びに行く、あるいは、大切なプレゼンテーションの日に無断で会社を休む、などは「敵前逃亡」の一例と言えるんだ。「敵前逃亡」は、自分の責任を果たすべき時に逃げ出す、つまり逃げ腰になる行動を指す言葉として、非難の意味を含むことが多いよ。

そして、「敵前逃亡解散だ」という言葉は、みんなで一緒に何かを成し遂げるべきときに、途中で一部の人々が逃げ出してしまい、全体がバラバラになってしまう、つまり組織が解散してしまう状況を表すんだよ。これは困難に直面したときに団結力が失われ、逃げ道を選んでしまう人々の行動を描写しているんだ。