【三字熟語】
三行半
【読み方】
みくだりはん
【意味】
① 江戸時代、庶民の間で夫から妻などに渡した離縁状の俗称。離縁する旨と、妻の再婚を妨げない旨などを書いたものです。② 転じて、離縁を告げることや、人・組織との関係を断つこと。「三行半を突きつける」のように使います。「三下り半」とも書きます。

「三行半」は、江戸時代に夫から妻などへ渡した離縁状のことだよ。離縁することだけでなく、妻が再婚できることも記していたんだ。

ニャルほど! オラも短い手紙だけど、当時の大切な取り決めが書かれていたと覚えるニャ。
【語源・由来】
江戸時代の離縁状は、離縁する旨と妻の再婚を認める旨などを、簡潔に三行半ほどで記す習慣があったため、「三行半」と呼ばれました。ただし、すべての離縁状が厳密に三行半で書かれていたわけではありません。現代の離婚届とは別のものです。
【類義語】
離縁状、去り状、離別状(①に近い表現)。比喩的には「関係を断つ」「絶縁を告げる」が近い表現です。「離婚届」は現代の法的手続きに用いる書類で、江戸時代の三行半とは異なります。
三行半(みくだりはん)の使い方

ともこちゃん、歴史資料館にある「三行半」って、三行と半分しか書いてない手紙なの?

江戸時代の離縁状よ。離縁することと、妻が再婚してもよいことなどが書かれたの。

へえ! ぼくの読書感想文より短いのに、大切な内容なんだね。

そうね。今の離婚届とは、制度も書き方も違うものなのよ。
三行半(みくだりはん)の例文
- 江戸時代の離縁状である三行半が、資料館に展示されていた。
- 夫が妻に渡した三行半には、再婚を妨げない旨が記されていた。
- 古文書の授業で三行半の書式について学んだ。
- その小説では、長年の協力関係を解消する場面を「三行半を突きつける」と表現していた。
- 現在の離婚届と江戸時代の三行半は、制度上の役割も書き方も異なる。













