【三字熟語】
走馬灯
【読み方】
そうまとう
【意味】
回転するにつれて影絵(カゲエ)が回って見える灯籠(トウロウ)。回りどうろう。「思い出が―のように(=次から次へと)頭をめぐる」
【語源由来】
走馬灯とは江戸時代中期発祥の遊び道具の一つです。二重になった筒に紙で形どった馬の絵を貼り上部に風車を取り付けろうそくの火を灯します。温まった空気で風車が回り馬の絵の影も回って部屋全体が照らされて、その幻想的な光景を楽しむものです。このようすが今わの際で思い出される出来事に例えられ用いられます。
【類義語】
回り灯籠・ハイライト
走馬灯(そうまとう)の使い方
ひー、また怒られちゃったよー!!
まったく懲りないわね!健太くん!いったい何をしたの?
いやぁ、八点のテストを隠したんだけどお母さんにばれちゃって今回はゲンコツ食らっちゃったよ!あまりの痛さに走馬灯を見ちゃったかも!
まったく!走馬灯が見えたなら、今までお母さんに言われたことをもう一度メモに書き留めてらっしゃい!
走馬灯(そうまとう)の例文
- 大病で入院中に今までの思い出が走馬灯のようによみがえり感謝で胸がいっぱいになった。
- 祖母の七回忌で遺影の笑顔を見たら、祖母との善き思い出が走馬灯のように駆け巡った。
- 仕事で悩んだときに「走馬灯の如し」と、涙をこらえながら祝辞をくれた恩師の顔が思い出され心強くなったことがある。
- 経営していた店を続けていけなくなったとき、応援してくれた家族の顔が走馬灯のように浮かび一人で涙した。
- 死を目前としたとき、走馬灯のように記憶がよみがえるというのは本当だろうか。