総本山【そうほんざん】の意味と使い方や例文(語源由来・類義語)

【三字熟語】
総本山

【読み方】
そうほんざん

【意味】
その宗派の各本山をまとめる、いちばん上のお寺。全体をまとめる存在。「カトリックの―、ローマ法王庁・オペラの―の劇場」

『本山』その宗、その派の寺院を支配する寺院。もとじめ。

【語源由来】
江戸時代に徳川幕府による宗教政策というものがありました。各宗派の寺社を取りまとめる必要があったのですが、数多の寺社を管理するには骨が折れるため、本山をすべて取りまとめた総本山を制定して、幕府はここだけを管理すれば良いようにしました。それから総本山と用いられるようになりました。のちに、あらゆる分野で派閥をまとめる頂点にあるものにも「総本山」と用いるようになりました。

【類義語】
本拠・創始者・宗家・本家


総本山(そうほんざん)の使い方

健太
ともこちゃん聞いてよ!この間のお休みにとっても感動的なことがあったんだ!!
ともこ
すごい興奮してるわね!どんな感動的なことなの?
健太
それが、先生が少林寺拳法の総本山で空手を披露するってものなんだけど、流派の違いなんて関係なく温かく迎え入れてもらったことが嬉しくって!!
ともこ
そう、良かったわね。私たちには違いが分からないんだけど、武道を心得てる人は素敵だと思うわ。

総本山(そうほんざん)の例文

  1. 総本山録事には住職の辞令や法要のお達しなど、様々に記されている。
  2. 早朝の総本山で勤行体験をする。
  3. 天台三宗総本山の、比叡山延暦寺、三井寺、西教寺は滋賀県大津市にある。
  4. 叔父は教育の西の総本山と言われる広島大学教育学部で教鞭をとっている。
  5. この山道を登っていると、総本山へ参詣することも「修行だ」と祖父によく連れられたことを思い出した。
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