珍無類【ちんむるい】の意味と使い方や例文(語源由来・類義語)

【三字熟語】
珍無類

【読み方】
ちんむるい

【意味】
このうえもなく変わっていて、めずらしいようす。「―の小説・―なハプニング」

【語源由来】
めずらしいことやもの、こっけいな現象を意味する「珍」に、ほかにくらべるものがないようすの「無類」を合わしたことばです。これらから、極めて稀でこっけいな様子や出来事に用いられるようです。

【類義語】
目新しい・例外・物珍しい・特異・稀覯


珍無類(ちんむるい)の使い方

健太
今日ね、自分の両親がどうやって出会ったか、なんて話が学校で話題になったんだけど、ともこちゃんお母さんに聞いたことがある?
ともこ
あるわよ。何でも突然知らない住所から手紙が届いて、それがお父さんからだったらしいんだけど、お父さんは出した覚えがなかったんだって。
健太
へー、なかなか変わった出会いだねぇ。
ともこ
そうなの。こんな珍無類なハプニングで一緒になったんだから、ちょっとしたことでは驚かないって。それに結婚自体が珍無類なものよ、ってお母さんいつも言ってるわ。

珍無類(ちんむるい)の例文

  1. 兄は有名大学の推薦を蹴った珍無類の大馬鹿だ。
  2. 祖父は自分を小馬鹿にした人の保証人になるほどの珍無類のお人好しで祖母にこっぴどく叱られていた。
  3. 新入社員の彼は珍無類な企画を出して呆れられたが社長だけが高評価していた。
  4. 焼き物が趣味の叔父は珍無類な作品を手に入れたと上機嫌だが、私には良さがさっぱり分からない。
  5. 珍無類な小説であってもじっくり読んでいれば深いメッセージに気付くのだ。
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