【三字熟語】
表六玉
【読み方】
ひょうろくだま
【意味】
まぬけな人をののしることば。「この―め」
【語源由来】
『表六玉』とは、亀のようすから生まれたことばです。危険が迫った場面でも急いで甲羅の中に隠れもせず、もたもたと頭、手足、尾っぽの部分を表に出したままのまぬけな姿を表六(ひょうろく)と言いました。「玉」とつく謂れは分かりませんが、悪玉・善玉などからと思われます。これらから、もたもたとしたまぬけな人を罵るときに使われます。
【類義語】
ぬけ作・ぼんくら・空け者
表六玉(ひょうろくだま)の使い方
Bくん落ち込んでなければいいなぁ…。
あら、どうしたの?健太くん。
うん…。給食の時間にねBくんが転んじゃってデザートのトレーを落としちゃったんだ。カップだから全然食べれるのに「Bの表六玉はいつ直るのかなぁ」なんて先生に言われてたんだ
まあ!!なんて暴言先生なの!?そんなことばを生徒に投げかけるのが良くないってことを分からない先生の方が表六玉よっ!!
表六玉(ひょうろくだま)の例文
- 親方から「大馬鹿だ阿保だ表六玉め」と怒られてきたあの子が弟子の中で一番仕事ができる男に育った。
- あの男は信用の無い表六玉だともっぱらの噂だよ。
- 表六玉めっ!!と背後から斬りかかる敵の禁じ手にやられてしまった。
- 弟が「僕は表六玉だから」と泣いていたが私は弟の良いところをたくさん知っている。
- 表六玉だと馬鹿にしてるが裏を返せば物怖じしない肝の据わった奴なのではないか?