【三字熟語】
地団駄
「地団太」とも書く。
【読み方】
じだんだ
【意味】
くやしがって、足をふみならすこと。
【語源由来】
日本の製鉄方法に「たたら製鉄」と言うものが古くからあり、これに由来すると思われます。良い鉄を生産するには「たたら」という板を何度も踏み込んで空気を送り込むのですが、この様子が悔しさに足をふみならす人の様子と似ていたからです。ことばの音に関しては「地たたら」「地だたら」「地だんだ」と言いやすいように変化していきました。
【類義語】
地踏鞴・駄々を言う・手摺り足摺り
地団駄(じだんだ)の使い方
健太くん。あれから例の推薦入学の彼はどうなったの?
気にしてくれてありがとう、ともこちゃん。彼は志望校を変えて気持ちを切り替えて頑張っているよ。
そう。事の顛末も知れたのかしら?
先生がちゃんと話したみたいだよ。よほどそのコーチが良かったのか、地団駄を踏んで悔しがっていたようだけど、今は新しい道に邁進しているよ。
地団駄(じだんだ)の例文
- くじが外れ、年甲斐もなく地団駄を踏んで妻に怒られた。
- 「お菓子売り場で地団駄を踏む子どもなんて、今の時代希少価値があるよね」と夫が嬉しそうに話す。
- 一回戦で負けて悔しくて地団駄を踏んでいた息子だったが、家に着くなり素振りを始めた姿にたくましさを感じた。
- 指導係の一年目は、こちらの説明が新入社員になかなか伝わらなくて、もどかしさに地団駄を踏んでいた。
- 合格発表の場で表情は変えずに地団駄を踏んだ少年のその後が気になっている。