正念場【しょうねんば】の意味と使い方や例文(語源由来・類義語)

【三字熟語】
正念場

【読み方】
しょうねんば

【意味】
(歌舞伎(カブキ)などで)いちばんだいじな場面。その人のほんとうの力が問われる、だいじな場面。「―をむかえる」

【語源由来】
由来は仏教用語の一つ、正念からなります。「正念場」とは悟りを拓くため、仏の道の正しい真理を念ずるために修行の邪魔となる雑念に乱されない信心が必要な場のことを言います。のちに、浄瑠璃、歌舞伎の大事な場面などでも、正気を保たなくてはいけないことを「性念場」と言われるようになりました。

【類義語】
山場・大一番・大詰め


正念場(しょうねんば)の使い方

ともこ
健太くん、今度の試合も見に行くから頑張るのよ!
健太
うん、いつも見に来てくれてありがとう。いつにも増して緊張しているから応援が心強いや。
ともこ
あら、いつも通り、練習通りにやればいいのよ!
健太
いや、今回は次の段にあがれるかどうかの正念場でもあるんだ。雑念を捨てて頑張るぞ!

正念場(しょうねんば)の例文

  1. 派手な見せ場のない静かな舞台だが、そろそろ正念場となる場面だ。
  2. 一次審査が終わったが、次は本質を見極められる審査となり、ここからが正念場だ。
  3. 一か八かの正念場を迎えて自分が震えていることに気付く。
  4. 期待に満ちた表情の彼女を目の前に、人生の正念場になるのだろうと気合を入れた。
  5. すべてから逃れてきた人生だったので次にくる正念場こそは乗り越えなければいけない気がする。
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