麒麟児【きりんじ】の意味と使い方や例文(語源由来・類義語)

【三字熟語】
麒麟児

【読み方】
きりんじ

【意味】
(技芸/才能)のすぐれている少年。

【語源由来】
杜甫(とほ)の「徐卿二子歌」という詩に「将来有望で大物になると期待される少年」という一文があり、これが神童を「麒麟児」と持て囃すことを指し、そして、古くから「聖人が出て国が治まると麒麟が現れる」という言い伝えもあるなかで、幼いころから才知や技芸が優れた、将来有望とされる少年を「麒麟児」と呼んだのが由来と言われています。ここに登場する麒麟とは中国の四神獣の一つで想像上の生き物である。

【類義語】
有望株・寵児・ホープ


麒麟児(きりんじ)の使い方

ともこ
健太くんの空手教室にはいい選手がいっぱいいるわね。
健太
そりゃ、そうだよ!何て言ったって指導者の先生がその昔「麒麟児」とよばれていたんだからね!……。あれ、「いだてん」だったかな……。
ともこ
あー!健太くん!今の話、嘘でしょう?テレビの見過ぎよ!!
健太
これが分かるってことは、さては、ともこちゃんもはまってますね?

麒麟児(きりんじ)の例文

  1. 彼が日本代表に選ばれたのは十代だと知って密かに麒麟児と呼んでいる。
  2. 彼は町内で麒麟児と呼ばれていたのにいまは見る影もない。
  3. 麒麟児と呼ばれていた彼は期待通りの大物に育った。
  4. 麒麟児だと呼ばれていた兄はやはり国政に乗り出した。
  5. 勝海舟も麒麟児と言われていたかな。
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