乞巧奠【きっこうでん】の意味と使い方や例文(語源由来・類義語)

【三字熟語】
乞巧奠

【読み方】
きっこうでん

【意味】
陰暦七月七日の夜、牽牛星(けんぎゅうせい)・織姫星を祭る儀式。たなばたまつり。

【語源由来】
中国では星祭として織姫星の手芸の上達を願い、庭に祭壇を設け、針などの手芸道具を供えた。これが「乞巧奠(きっこうでん)」と言う中国における七夕(たなばた)行事である。乞巧は裁縫技芸の上達を祈ること。奠とは物を供えて祭るという意味。この星祭が日本に伝わり初の乞巧奠が755年清涼殿の庭で行われた。

【類義語】
七夕祭り


乞巧奠(きっこうでん)の使い方

ともこ
もうすぐ七夕だねー。
健太
なんだか、七夕って女の子のお祭りって感じがするよね。ひな祭りとか…女の子っていーなー。
ともこ
女の子のお祭りかぁ。そうね、七夕って乞巧奠って言って手芸のお祭りだもんね。健太くんもどう?いまは男の子でも手芸するのよ。編み物王子とか言って。
健太
そうなんだ。うーん、王子って言われても僕には手芸はできそうにないな。

乞巧奠(きっこうでん)の例文

  1. 平安時代の乞巧奠の祭りはきらびやかだったろうと想像する。
  2. 織姫・牽牛伝説がなければ乞巧奠という祭りは行われなかっただろうな。
  3. 乞巧奠とは機織りなどの手芸技芸の上達を祈る祭りなので短冊に編み物が上手になれるように書いた。
  4. 乞巧奠の慣習にちなんで七月七日が浴衣の日と制定されている。
  5. 中国から伝来した五節句の祭りの一つに乞巧奠がある。
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