【三字熟語】
冥加金
【読み方】
みょうがきん
【意味】
1 神仏の利益 (りやく) にあずかろうとして、また、あずかったお礼として、社寺に奉納する金銭。
2 江戸時代の雑税の一。商工業者などが営業免許や利権を得た代償として、利益の一部を幕府または領主に納めたもの。のちには、一定の率で課されることが多くなった。
【語源・由来】
「冥加」は、知らず知らずのうちに神仏の加護をこうむること。目に見えぬ神仏の助力。冥助。冥利。お礼、報恩のこと。
【類義語】
冥加銭、懇志金、護持金
冥加金(みょうがきん)の使い方
お葬式でお寺に納めるお布施って、上限がないものなのかな。
上限がないわね。少なすぎてもだめだし、見栄を張って多く払っても、後々自分が辛くなるだけよね。
墓地の永代使用にもさらにお金がかかるのかな。
それは、冥加金といって、金額が決まっているから安心して。
冥加金(みょうがきん)の例文
- このお寺では、管理冥加金という名目で、毎年納入することで納骨檀を管理してくれる。
- 健太くんのお寺は、門信徒からの冥加金によって本山が守られている。
- 冥加金が多く集まる寺院は、そこを守りたいと願う門徒が多く、愛されている寺院と言える。
- 健太くんは、冥加金を白封筒に包み、住職に手渡しました。
- 健太くんは、墓管理料として、年100万円の冥加金を支払っているそうだが、騙されているんじゃないだろうか。