利他的【りたてき】の意味と使い方や例文(語源由来・類義語)

【三字熟語】
利他的

【読み方】
りたてき

【意味】
まず他人の幸福や利益をはかること。

【語源由来】
利己主義に対になる概念として、社会学者オーギュスト・コント(フランス)が造った造語で愛他主義・利他主義があります。社会通念から自分の利益よりも他の人の利益を優先する考え方を表します。
これが日本に導入された際、仏教の「利他〈他者を思い行う自分の功徳で他者を救済する〉」が用いられたことから、このような概念を持つようすを「利他的」と表します。

【類義語】
献身的・自己犠牲・犠牲的


利他的(りたてき)の使い方

健太
ともこちゃんはいつも人のために怒っているよね。
ともこ
そうかしら?みんなが言わな過ぎなんじゃない?
健太
でも、他人の損得のことで怒るほど親身になれないよ。
ともこ
そうねぇ。利他的に動いたとしても健太くんみたいに好意的に思ってくれる人がいて気分が良いから結局は私得なのかも。

利他的(りたてき)の例文

  1. 他人を守るために自ら命を落とすことは利他的自殺と言われ美談にしてはいけない。
  2. 人の善意は利他的傾向を示し利己的に還るものである。
  3. 祖母は仏の教えに倣って利他的に活動した。
  4. 彼は利他的個人主義を主張してるが他人に興味がないだけなのかな?
  5. 彼女の利他的行為に助けられる。
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