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三隣亡【さんりんぼう】の意味と使い方や例文(語源由来・類義語)

【三字熟語】
三隣亡

【読み方】
さんりんぼう

【意味】
九星(キュウセイ)の迷信(メイシン)の一つ。建築はしてはいけないという日。

【語源由来】
もとは三輪宝と書かれ建築もよしとする吉日であった。いつの間にか凶日とされてしまい、吉日を変えることはできず「三隣亡」という表記に変えたといわれる。

三隣亡の日の建築は、隣家三軒まで火災に巻き込んでしまうという迷信が生まれ、建築事は避けられている。

【類義語】
悪日・凶日・六曜・お日柄


三隣亡(さんりんぼう)の使い方

健太
ともこちゃんの家の近くに新しく家を建てているところがあるね。

ともこ
そうなの。おばあちゃんのお友達が一人で住んでたんだけど、遠くの息子さんと暮らすからって売っちゃったのね。

健太
そうなんだ。じゃあ、次に住む人が新しく建て替えてるんだね。

ともこ
それがちょっと大変だったのよ。三隣亡なんかに棟上げするなんて常識知らずだって直訴して日取りを変えさせたのよ。お友達がいなくなった寂しさもあるんだろうけど、お父さんたちが謝りに行ったりと大変だったわ。

三隣亡(さんりんぼう)の例文

  1. 三隣亡になってしまったのは、きっと江戸のおっちょこちょいが間違えて口伝えしたからなんだよ。
  2. 三隣亡もそうだけど、昔の迷信なんかは井戸端会議でできたものが殆どだろうと睨んでいる。
  3. 仏滅の日の婚姻行事と同様に、三隣亡も気にする人は少なくなってるんじゃないかな。
  4. 私の新居を楽しみにしていた祖母が、三隣亡に棟上げだって言ったら卒倒してしまった。
  5. 三隣亡に変わったのなら吉日の三輪宝は消滅したということなのだろうか。
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