早乙女【さおとめ】の意味と使い方や例文(語源由来・類義語)

【三字熟語】
早乙女

【読み方】
さおとめ

【意味】
田植えをする少女。

【語源由来】
その昔は、年齢に関係なく田植え仕事をする女性を指して言いました。「さおとめ」の「さ」には『稲の神様』という意味があり、田植えは神事と捉えられ、田植え後に神様を昇天させる儀式などもあり、このような信仰が由来していると思われます。

【類義語】
うしろ帯・女中・御姉さん・乙女・早少女


早乙女(さおとめ)の使い方

ともこ
健太くん、いきなりだけど、茶摘みの歌は知っているでしょう?田植えの歌もあるのを知っている?
健太
はーちじゅうはーちーやー…ってやつでしょう?田植えの歌は知らないなぁ…。
ともこ
そろたでーそーろーたー…って歌いだしなんだけど、早乙女さんたちが歌いながら稲を植えていくのよ。
健太
へー、耕運機もあるのに手作業で?なんだか、伝統的で素晴らしいね。

早乙女(さおとめ)の例文

  1. 早乙女が一斉に歌を歌っているが、あれは田植え歌であろう。
  2. 村中の早乙女たちの、揃いの紺の着物に赤帯、赤襷の出で立ちは麗しくも映る。
  3. 田植えの時期には早乙女を他所から頼んでくるのだが、案外と骨が折れるものだ。
  4. 祖父は芭蕉が早乙女の田植え歌を聞いて一句したためたという逸話を風流だと感じ入っている。
  5. 次世代へと早乙女を継承すべく田植え歌を広めるなど尽力している人たちがいる。
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