猿芝居【さるしばい】の意味と使い方や例文(語源由来・類義語)

【三字熟語】
猿芝居

【読み方】
さるしばい

【意味】
サルを訓練して芝居のまねをさせる見せ物。形だけを整えた、あさはかな計画。内容のないことがすぐ見ぬかれるような事の運び方。「国会は―やめよ」

【語源由来】
猿芝居とは、いまでいう猿回しのようなもので、猿に装束を着けて役者のまねをさせたことを言う。明らかに役者ではなく猿であるので、たくらんでいることがすぐ見破られることを例えて用いられた。

【類義語】
ベタな演技・クサイ芝居・三文


猿芝居(さるしばい)の使い方

健太
今日は先生に「何度も注意しているが、どう思っているんだ」って怒られちゃったよー。
ともこ
ほんと。毎度のことね、健太くん。
健太
だから僕なりに反省の弁を述べたんだけど「猿芝居はいい!もっと真摯になりなさい!」って、また怒られちゃった……。
ともこ
大げさ過ぎたんじゃないの?反省猿さんを見習ってみたらどう?

猿芝居(さるしばい)の例文

  1. 大ゲンカした父が殊勝な顔で謝罪してきたが、私に家出をさせないようにと母と仕掛けた猿芝居なのだった。
  2. どうしても彼女と食事がしたいと言う友に「私を彼女と思って誘ってみろ」と練習台になったが、誘い文句が猿芝居がかっていて見込みはないな、と思った。
  3. 先生にドッキリを仕掛けると意気揚々な友達が「協力しろ」と言うが、とんだ猿芝居に恥ずかしくて仕方なかった。
  4. 自己逃避に被害者ぶった猿芝居を見破られた彼は謝るどころかふんぞり返ってしまった。
  5. あの監督でなければ、やはりすべてが猿芝居になってしまうところだった。
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