試金石【しきんせき】の意味と使い方や例文(語源由来・類義語)

【三字熟語】
試金石

【読み方】
しきんせき

【意味】
(それによって)ほんとうのねうちがわかるものごと。「力をためす―」

【語源由来】
試金石とは、金の純度を調べる際、使用した黒い鉱石(那智黒石)を言います。この石に金を擦りその痕を見て、金の純度を判定したそうです。この様子から、ある物事の価値や力量をはかるときに用いられたことばです。

【類義語】
物差し・規準・縄墨・準拠・判定基準


試金石(しきんせき)の使い方

ともこ
この間の話だけど、先生の決定に声を上げるなんて健太くんにしてはめずらしいわね。
健太
すごく悔しかったんだ。と、言うのも、メンバーに選ばれなかった子がスポーツ推薦で入学できるかどうかを判断される試合だったからなんだ。
ともこ
まあ、そんな試金石な試合だったのね。
健太
先生が一番よく分かってるはずなのに、と思ったら本当に悔しくて…。

試金石(しきんせき)の例文

  1. 皆が躊躇するなか我が社が率先してとった行動は、この業界での試金石となるであろう。
  2. この問題に対するあなたの行動が私たち夫婦の試金石になるんです。
  3. あの監督の演出が今後の映画界での試金石になると思われた。
  4. 問題行動ばかりのあの議員の試金石となるのが今回の選挙なのである。
  5. この試合は怪我の一年だった私の選手生命の試金石だ。
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