斜陽族【しゃようぞく】の意味と使い方や例文(語源由来・類義語)

【三字熟語】
斜陽族

【読み方】
しゃようぞく

【意味】
(=没落(ボツラク)した上流階級(の人)

【語源由来】
太宰治の小説《斜陽》に由来があり、戦後の落ちぶれた上流階級を指して言う。

【類義語】
没落傾向・衰退傾向


斜陽族(しゃようぞく)の使い方

ともこ
歴史って繰り返されるものなのね…。
健太
ともこちゃん、何に感動しているの?
ともこ
太宰治の本を読んでね、斜陽族について考えてたの。平家物語にも盛者必衰の理ってあるでしょう?どうして肝に銘じておかなかったのかしら…って思ってたのよ。
健太
どう抗ってもどうしようもない世の流れっていうものがあるんだろうね……。

斜陽族(しゃようぞく)の例文

  1. 華族として誇りを持っていた祖母は斜陽族と言われるようになって美しさも失った。
  2. かつての上流階級の大半は斜陽族となってしまった。
  3. 斜陽族を以て経済とは何か精神とは何かを考えこんでいた。
  4. お家柄を鼻にかけていた彼だが、斜陽族に落ちぶれてからは目に見えて卑屈になっていった。
  5. 太宰治の斜陽族から○○族ということばが流行したと言う。
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