玉虫色【たまむしいろ】の意味と使い方や例文(語源由来・類義語)

【三字熟語】
玉虫色

【読み方】
たまむしいろ

【意味】
(染め物や織物の)光線のぐあいによって、緑色やむらさき色に見える色。どのようにも解釈(カイシャク)できて、はっきりしないこと。「―の答申(トウシン)」

【語源由来】
タマムシ科の甲虫に由来されます。光の当たる角度によって、羽が緑色やむらさき色に変化して特定の色彩が分からないことから、判断できない、どっちつかずの状態を「玉虫色」と呼びました。

【類義語】
不明瞭・不得要領


玉虫色(たまむしいろ)の使い方

ともこ
見てー!きれいなスカーフでしょう?どう?似合う?
健太
(うわー…なんかテカテカしたスカーフだな…。)…そうだねぇ。きれい…というか結局これは何色なのかなぁ…。似合わなくもないんだけど…。うーん…。
ともこ
健太くん、こういうときは「きれいだね。似合ってるね。」って言えばいいのよ!答えまで玉虫色にしなくていいわ!
健太
あー!!これ玉虫色って言うんだ!すごいきれいだね!似合ってるよ!!

玉虫色(たまむしいろ)の例文

  1. こんなにきれいな玉虫色の絹布は初めて見ました。
  2. もう首相の玉虫色の答弁など聞きたくない。
  3. 長い間待った彼の答えが玉虫色だったので交際をやめることにした。
  4. 私は白黒つけるタイプでもないのだが、彼のグレーにもならない玉虫色の謝罪に呆れかえった。
  5. 朝の散歩でカモの玉虫色に光る羽を川辺で見つけた。
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