【三字熟語】
短兵急
【読み方】
たんぺいきゅう
【意味】
(=刀などの短い武器で敵にせまるようす)性急。にわか。「―な要求」
【語源由来】
「短兵急」の「短兵」とは敵との接近戦で使う刀剣や手槍などを指す。よって、いきなり攻撃ができるために、そのようすが転じて、日常でも突然行動することに用いられました。
【類義語】
出し抜け・不意・突如たる
短兵急(たんぺいきゅう)の使い方
短兵急って室町時代から使われたことばなんだね。
そうそう『太平記』に記されているわよ。健太くん読んでみたの?
うん、面白うそうだったから。それにね、お母さんが、「興味を持たないと頭に入らない。知識だけを入れようとしても頭に入りにくい。」って言ってたんだ。
本当にそうよ。知識や教養は短兵急にはいかないもの。
短兵急(たんぺいきゅう)の例文
- 一身上の都合で教授が辞めることとなり私に「短兵急で申し訳ないが後を頼む」と申されたのでお受けするしかなかった。
- 短兵急に事を成したい気持ちは分かりますが、こういうときこそ忍耐ですぞ。
- 次から次へと催促するが、そう短兵急には仕上がりません。
- その御仁は短兵急なあいさつの後、取るものも取らず出ていってしまった。
- このデリケートな問題は短兵急に解決させるものではない。