短兵急【たんぺいきゅう】の意味と使い方や例文(語源由来・類義語)

【三字熟語】
短兵急

【読み方】
たんぺいきゅう

【意味】
(=刀などの短い武器で敵にせまるようす)性急。にわか。「―な要求」

【語源由来】
「短兵急」の「短兵」とは敵との接近戦で使う刀剣や手槍などを指す。よって、いきなり攻撃ができるために、そのようすが転じて、日常でも突然行動することに用いられました。

【類義語】
出し抜け・不意・突如たる


短兵急(たんぺいきゅう)の使い方

健太
短兵急って室町時代から使われたことばなんだね。
ともこ
そうそう『太平記』に記されているわよ。健太くん読んでみたの?
健太
うん、面白うそうだったから。それにね、お母さんが、「興味を持たないと頭に入らない。知識だけを入れようとしても頭に入りにくい。」って言ってたんだ。
ともこ
本当にそうよ。知識や教養は短兵急にはいかないもの。

短兵急(たんぺいきゅう)の例文

  1. 一身上の都合で教授が辞めることとなり私に「短兵急で申し訳ないが後を頼む」と申されたのでお受けするしかなかった。
  2. 短兵急に事を成したい気持ちは分かりますが、こういうときこそ忍耐ですぞ。
  3. 次から次へと催促するが、そう短兵急には仕上がりません。
  4. その御仁は短兵急なあいさつの後、取るものも取らず出ていってしまった。
  5. このデリケートな問題は短兵急に解決させるものではない。
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